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SHISEIDO Beauty Square https://beautysquare.tokyo/
- Beauty Square(資生堂ビューティ・スクエア)は原宿駅前WITH原宿1F、ビューティを発見・遊び・シェアする体験発信型スポット。
▲メイクだけではなくカットも行うことも。-
- Q. 今のお仕事について
- A. ここBeauty Squareでお客様にヘアやメイクのご提案、施術、レクチャーを行うほか、撮影用のヘアメイクも手掛けています。自分が担当させていただいたモデルさんやお客様が、ヘアメイクを通じて自分を好きになったり、喜んでいただいた時にやりがいを感じます。
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- Q. KYORIでの2年間は?
- A. 自分が何が得意なのかわからなかったので、トータルビューティーが学べるKYORIに進学しました。あとは純粋に京都が好きだったから。学生生活はやらなきゃいけないことがたくさんあるので、一言で言えば”たいへん”でした。KYORIって広い範囲を学ぶので、自分がやりたいことを見つけて、自主的に取り組んでいかないと広く浅くで終わってしまう。ただ、私の周りにはやりたいことに真剣に取り組む人や、美容の技術が好きな人が多かったので、みんなに引っ張ってもらった感じでした。
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- Q. メイクの道に進んだきっかけは?
- A. 入学時は「美容師になる」って思っていたので、現在のようなメイクの仕事は考えていませんでした。でも、クラスメートに誘われて出場したメイクの全国大会で、たくさんモデルにふれて練習し、人に対して技術を行うことに自信がつきました。今考えると、あの時が今の自分のスタートラインだったのかなと思っています。
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- Q. 現在はヘアメイクアップアーティストとして活躍する河村さん。
美容師からヘアメイクへのキャリアチェンジについて教えて下さい! - A. 美容師として髪を切れるようになりたいという思いを当時はもっていたので、卒業後は7年間、京都の美容室で働きました。そこはクリエイティブな仕事にも関われる美容室だったので、ヘアメイクもできたらいいなと就職を決めました。その後、美容師として働く中でもう1つ何か変化が欲しいと考えていた時に、資生堂の運営するヘアメイクのスクールを知って東京へ出てきました。ちなみに受験資格には美容師免許が必須だったんですよ。そこでさらに知識と技術を身に付けた後、資生堂グループで採用され、ヘアメイクアップアーティストとして働き始めました。
- Q. 現在はヘアメイクアップアーティストとして活躍する河村さん。
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- Q. ヘアメイクを目指す高校生へアドバイスはありますか?
- A. 美容師よりもヘアメイクの方が断然たいへんです!「美容師はきつそうだから、ヘアメイクで…」という気持ちならやめておいた方がいい(笑)。自分が作りたいものを作るのではなく、あくまでお客様、クライアントのご要望をもとに進めていく仕事でもあります。私はヘアメイクを目指すならまずは美容師を経験するべきだと思います。いきなりヘアメイクのアシスタントになったりすると、雑用が多いのと忙しいのとで人に触れる機会が少ない。美容師は圧倒的な数の人に触れられる最適の修行機関だと思います。
あとはコミュニケーション能力ですね。間口の狭い仕事だからこそ、技術やセンスがあるのは当たり前で、仕事のきっかけをつかむには高いコミュニケーション能力が必要だと思います。
- Q. 河村さんの今後の夢は?
- A. これからもサロンワークとクリエイディブ、どちらもやって行きたいです。クリエイティブはモデルがプロなので、もうできあがっていてベースも整っている、あとは足していくだけ。一方サロンワークは一般の方が対象なので幅が広くて、足すだけでなく、時には引くことも必要なんです。肌の状態も要望も様々で、それだけにとても勉強になります。サロンワークはその意味でリアル。リアルがあってこそのクリエイティブの仕事だと思っています。
まだ、私はやりたいことの10%も達成していません。何かに縛られるのが嫌なので、枠にとらわれず、演劇、音楽、ファッションなど色々なシーンの仕事を手掛けていきたいですね。その中で、誰かのまねではなく自分ならではのテイストを出していきたいと思います。