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  ▲今でも週に一度はサロンワークを。
• • Q. 今のお仕事について
  • A. 今は大阪で美容室、ネイルサロン、まつ毛エクステサロン、カラー専門店を、名古屋でアイラッシュサロンを経営。現場の空気を感じることも大切なので、土曜日だけ以前からのお客様を対象にサロンワークを行っています。

• • Q. KYORIではどんな学生でしたか？
  • A. 通信課程の生徒って15歳で入学出来て3年で免許取れるじゃないですか。通信生に負けたくなかった。早くデビューしたかったんです。だから朝から晩まで美容室でバイト。その間に学校に行っていました。そのおかげで卒業して1年後の21歳の時にスタイリストデビューできました。同級生でも早い方でしたね。
    ヨーロッパ研修も行きました。sassoonで外国の人のカットをしたり、外国の街を見て回ったり…すごく楽しかったですね。ワクワク感がありました。その経験をきっかけに外国で働くのもいいな、と思ったんです。海外を渡り歩く美容師になりたいと。
    KYORI卒業後に日本で3年間働いた後、海外へ。sassoonのあるイギリスで美容師として働くのはビザの関係で難しかったので、イギリスと強い関係にあるオーストラリアのメルボルンで美容師を1年間やりました。そこでは日本の美容師が重宝されていました。その後25歳で帰国して大阪で働いて28歳で独立しました。

• • Q. 高校生へのメッセージ
  • A. これからの時代、自動化が進んで、これまであった職業がどんどんなくなっていきます。
    残る職業は人じゃないとできない仕事。またはAIを使いこなす仕事。美容は自動化されたとしても、髪の毛を人間に切ってもらいたい人、ネイルもやってもらいたい人は絶対いると思う。人がやるからこそ、そこにお金を使う価値がある、という意味ではなくならない仕事。対面で行う唯一の仕事になっていく、と言っても過言でないと思う。人にしかできない夢のある仕事。その場ですぐに評価がもらえて、お客様が直接お礼を言って喜んでもらえる仕事ってほかにない、と思います。
    僕の時代より今の方が長く続けられる環境にあると思います。昔と違って先輩がそんなに怖くないですし(笑)。この仕事は続けていれば本当にいい仕事なので頑張ってほしい。20年乗り越えたらその後も長くやりがいを持ってやっていけると思います。

• Q. 今後の目標を教えてください。
• A. 目標としては、美容を通じて、自分たちの会社、またやっていることを通じて
  あそこに行って変わった
  あの人に出会って変わった
  あの人に出会ってよかった
  と言ってもらえるように、事業、スタッフを育成していくこと、そのための環境を時代に合わせて作ること、ですね。スタッフたちが頑張れる環境、充実した環境を作ることがお客様に喜んでいただくことに繋がっていくと思っています。
  ちなみに一番近い目標は、この1年で福祉美容の会社を大阪で、関西で一番大きいものにすること。そのためにスクールを立ち上げて、担う人材を育成したい、と思っています。
  半年ほど前に福祉美容をやる！と決心したんです。「ライフタイムビューティー（＝生涯美容）」を作るんだ、と。言葉を話せくなってしまった方も体が思うように動かせなくなった方も、カットをしてもらったらすごく嬉しいんです、やっぱり。人はいつまでもきれいで、もしくはかっこよくいたいですし、そういった喜びをすべてのお客様に提供したいと考えています。これまでは店舗に来てもらうのが主流だったけれども、今後は「行く＝訪問」のやり方も増えていくかと思っています。

▲スタッフが頑張れる環境を。